2010年09月03日

August與田寺


 8月29日、鬼骨寺へと行く前に参った與田寺の模様です。八月も終わりと云う事で、境内にはトンボが数多く飛んでました。そしてあれだけうるさかった蝉の鳴き声がまるで聞こえず、まずは昆虫間で季節のバトンが引き継がれたようです

 違った角度からの山門です。

 この画像をスケッチブックに描いてみたくなって、試みましたがまるで駄目でした。3Dを2Dにするのが写真でして、2Dから3Dに起こし直す経路が僕の脳内には無いと知りました。

 本堂を望遠にて撮りました。35mmから望遠側はワンダーランドでして、特に近接撮影の場合に未だにどうなるかよく分かりません。面白いのは望遠側だろうとは感じますが、イメージそのものになるまでは広角側よりずっと難易度が高い印象です。

 いずこかの観音様と心得ます。
 御仏の中には不動明王、文殊菩薩が宝剣を持っているそうです。倶利伽羅剣、三鈷剣と云った別名も付いてますが、剣よりもっとどすごいのが斧だそうです。煩悩を断ち切るのは基より、輪廻転生といったしがらみすらも断つ凄まじい法具らしいです。

 おみくじも疎らなようです。私はこの日、末吉でした。末吉なのに前の大吉よりは内容が良いから摩訶不思議です。名実ともに大吉が引き当てたいって、強欲ですかね。

 「俺にはこう見えた」なんてプロっぽくて言ってみたい。逆に人の撮ったフォトを「君にはそう見えるか」なんて大物ぶってみたい。タッチのその後で南がカメラマン見習いとして、新田アキオを撮ったストーリーから引用です。よく忘れ物をされる方も気落ちするなかれ、あの新田アキオですら甲子園に忘れ物をするくらいですから。ただし、彼の忘れ物は「優勝」ですけど (='m')

 帰りは和三盆の店で、買い物がしたいと祖母と母が申すので寄りました。祖母もまもなく米寿なので、体調の良し悪しで連れて行ける時は一緒に参ってます。

 中で抹茶といくつかの和三盆を茶請けに頂きました。夏の暑い時期は冷茶になってました。老舗のおもてなしを垣間見た気がしました。
 阿波北嶺の話になります。薬師如来について少し学んだのは、薬壷(やっこ)という万能薬が入った壷をお持ちであること。そして何より大事なのが薬師如来の経典だそうで、十二神将という12の神仏によって護られているそうです。その中でもスーパーエース的存在が弥勒菩薩でして、こちらはもう殆ど如来と云って差し支えないようです。十二神将筆頭であり、未来仏。十三仏の一員でもある。時系列状、同時に存在し得ない気がしないでもないが、時間的な辻褄なんて及ばぬ世界でしょう。金剛界や弘法大師とも関わりの深い弥勒菩薩、要チェックです。

2010年08月31日

阿波北嶺二十四番鬼骨寺 photo is ogre's bone.


 8月29日に與田寺へ月参りを終えた後、卯辰峠の降り口にて鬼骨寺へとお参りしました。潮風の影響でしょうか、いい感じに古びた山門が出迎えてくれました。クレジットで云うところのとめに相当するお寺でして、24番目結願のお寺に相応しい風格を備えておいででした。

 本堂と大師堂です。
 鬼にまつわるエピソード。この界隈で悪さをしておった親鬼と子鬼達がいたそうです。ある日、京より法然が北灘沖を船で通りかかる事を知り、子達は親鬼が長生き出来るようにとお願いすることを思いつく。願いを聞いた法然は、この世の寿命は皆決まっていて、鬼と云えども例外はない。罪を償えばあの世へと成仏させてやろうと説いたそうです。鬼一家は反省し、念仏を唱え海へと身投げしたとあります。一部鬼の骨がお寺に残っており、寺名の由来となったそうです。


 大師堂近影です。
 このエピソード、空海でなく法然であるところが興味深いです。年代で云えばエピソードより前にお寺の開基が先であった思われます。数百年経っての真言宗以外の僧のエピソードから、他の伝説より信憑性があるのではないか。800年前は鬼が実在したのかと突っ込まれそうですが、海辺であることから漂着した外国人であった可能性もゼロではないわけです。
 ※飽くまで仮説からの空想です。

 鳴門市天然記念物、鬼骨寺のイブキです。
 血も涙もないとされているのが鬼で、人の心の中にこそ巣食っているのではないかとも思える。色々とあったせいか、僕は我が親の長寿を願ったりしませんから心が鬼なのやも知れません。巣食われる事って救われるなんて下らないダジャレを思いつきます。

 イブキの大木が日の光をいい具合に遮ってくれてました。

 納経所です。

 画像は相変わらず汚れが写ってますが、屋根瓦に寄った画像が無かったので使います。卍と十字の紋が使われてました。前者はお寺なので当然ですが、後者はこちらの家紋なのだろうと思われます。

 お寺の前の風景です。もう刈り取られた後のようです。
 夏休みの宿題はやった方が良いに限ります。二学期の成績表に響いてきますし、踏み倒しはお薦め出来ない。日記帳でどつかれたり、飛び蹴り入れられたり、皆の前で「全然宿題やってない」と公表されたりと、それなりの報いは受けるもんです。がしかし、楽しんだ最後に徹夜で頑張ったりするくらいなら、お安いもんだと敢えて嘯きます。やるに値しない宿題を出す側にも問題があっただろうが!と口撃もしてみる(笑)
 このエントリーにて阿波北嶺薬師霊場24ヶ寺を終えます。死ぬほどつまらん毎日を送る自らに課した、云わば夏休みの宿題です。100点満点中65点くらいをつけてやりたいです。撮らされてる観が否めなく、己の中で義務化して質も低下したところ、汚れも写してしまったフォトが多数出た等、反省するところが多い。
 ごきげんようノシ

 
 


2010年08月30日

阿波北嶺二十三番晋光寺


 瀬戸町北泊にある晋光寺です。吉祥寺から海岸沿いを道なりに進むことで到着です。レンズ表面を掃除しましたが、油膜汚れのような汚れがこびりついてました。吹けば飛ぶようなゴミと別に、雨や湿気といった水分が付着すると落ちにくい上に、角度次第で見えにくい。真剣に防湿庫が欲しくなります。

 左手のお社。

 山を背にするように、本堂がありました。左側にお宮、右側に薬師堂と共に石段を登った先に堂宇がありました。

 鬼骨寺にも数多く見られましたが、こちらの晋光寺にも数多くの戦没者の方々の墓所がありました。何でもない平和な漁村に見えますが、先の戦争では多数の犠牲者を出されたようです。

 人類とは殺生することでしか命を繋げなくて、時には人間同士で命の取り合いをし、屍の上にしか繁栄を築けない、度し難い愚かさを持っているようです。

 比較的新しい恵比寿像です。

 酷くピンボケてますが、晋光寺周辺の生活道です。
 霊長類の頂点に居ながら、必要以上の殺生をする人間にとり、信心や信仰はせめもの罪滅ぼしの色合いがあるのではないか。しかし信心や信仰も争いの理由にしてしまう、人間が獣以下であることには変わりはない。云い様のないストレスの中でも、暮らして行かなければならない負い目は、弱肉強食の世界よりは猥雑ではあるが、平等や公平と云った理念がなまじ知識としてあるが故に性質が悪い。定められた事を守れない守ろうとしない、その種の業は私自らも持ち合わせている。寺参りをすると少しは分かるかと思ってみたが、どれだけ参っても分からなくなる一方である。次回は結願、鬼骨寺です。

阿波北嶺二十二番吉祥寺


 先ほどの宝珠寺で本堂を撮ったおり、MFのままでこちら吉祥寺も気付かずにそのままでした。しかも青空部分にゴミの移り込みがある等、甚くやる気の感じられない訪れとなってしまいました。瀬戸町堂浦という昔ながらの漁場町の中、こちらの吉祥寺は在りました。この日は先祖供養のお祭の日でして、本堂内部はたくさんの人々でひしめきあっており、中心に向かって一円玉を投げ入れると云った形で執り行われておりました。

 坂道を登ったところがお寺でして、数多くの方々が歩きでどこからともなく集まってきておいででした。その活気溢れる様子から、24ヶ寺中一位のやる気MAX賞を贈らせていただきます。


 MFにてピンボケを連発しました。ピンボケと味わい深い写真の関係は、腐りかけが一番美味いという食べ物との関係によく似てます。また汚れの位置がいつも同じになることから、レンズ外側でなくCCDも疑ってかかった方がいいとも思えてきました。レンズフィルターは1シーズン使い捨てみたいに、買い換えて云った方が無難だとも思える。フード付けた状態で向かい風って、ゴミを拾ってるようなもんですしね。次回は23番普光寺です。

阿波北嶺二十一番寶珠寺


 8月15日の終戦記念日に、21番から23番の3ヶ寺をお参りしました。まず里浦にある、21番宝珠寺に参りました。この3ヶ寺は自宅から最も離れており、姉夫婦のマンションから近いという立地でして、この日も姪に会いに来たのをきっかけに足を伸ばしてみました。昨日も立ち寄りましたが、姪の成長ぶりに目を細めます。我が家は29日は與田寺へ行く日なのですが、それと鬼骨寺へのお参りを一緒にしてしまう事を「ついで参り」と言う様で、余りよろしくないようです。

 宝珠寺は潮風香る場所にあります。岡崎を釣りの為に探索した頃、近くを通ったのでしょう。生きる為には殺生を繰り返さずには居られない、人間とはまことに業深い存在であると云えます。

 大きな本堂です。
 夏休みも終盤で、子供たちは宿題に追われておいででしょうか。この夏休みの宿題には、九月一杯はせっつかれてもそれを過ぎると何も言われなくなる法則がありました。この法則を小学校三年くらいに発見して以来、夏休みの宿題は踏み倒す派になりました。絵だの貯金箱だの自由研究って、暑い夏が更に鬱陶しく感じられて、やってられないよno wayと云った風情です。

 お盆期間中ということで、ご覧の様にご本尊でしょうか拝むことが出来ました。
 昆虫採集や貯金箱で手の込んだ作品がたまにあり、明らかに親の手を借りたな的な匂いを醸し出しておりました。夏休みの宿題ってのは手前の力で期限内にやりきるという、当たり前のルールも情に絆されてなし崩しだった。そういう空気を子供なりに察して、大胆にも踏み倒しを思いついたんでしょうか。でも拙者、交通ルールは遵守してまして、未だありとあらゆる切符を切られたことがありません。

 境内の様子です。やや傾いてる気がしないでもないですが、使います。
 甥がB型で姪がO型だとサイキン知りました。甥は順当な感想ですが、姪がてっきりA型だと思っていたので意外でした。もしや家庭の根幹を揺るがすような事情が!と云うのは先走りで、思い込みとは別に様々なバリエーションがあるみたいです。残り3ヶ寺急ぎます。
 


2010年08月28日

阿波北嶺二十番真楽寺


 大津町矢倉のサツマイモ畑の真ん中にありました。鳴門自動車教習所が程近く、7年前に大自二を取りに通った事が思い出されます。卒検の日は建物が揺れるくらいの強風でして、二輪の課題泣かせでした。一本橋という課題で脱輪してしまい、検定終了となりました。補習、再検定で余分に約一万円かかってしまったほろ苦い思い出です。二輪の卒検の日に強風。引きが強いのも考え物です(つД`)

 この時間この場所は、光が強すぎでした。

 本堂です。

 サツマイモ畑。

 何回試みてもこの時間のこの角度は、激しすぎでした。

 隣接する集会所と思われる建物。

 保育園。甥に続いて姪もこの九月から保育園児です。働きながら子育てするのも大変です。
 明日、予定では鬼骨寺にて薬師霊場24ヶ所参りを終えます。何か一つ願いを叶えてくれるなら、あなたなら何を願いますか?僕は色々と叶って欲しいことの枚挙に暇が無いわけですが、一つだけを考えてみたいと思います。その一つが自分次第でどうにか出来なくもない事なら、それをどの面下げて神仏に願えばいいのかとも思う。次回は21番寶珠寺です。


 

2010年08月27日

阿波北嶺十九番長谷寺


 旧撫養街道を進み、JR鳴門線金比羅駅前の北側にこちらの長谷寺があります。道から石段を登ったところに在り、三月に続いて二度目の訪れです。この日の長谷寺境内では、盆踊りの為の準備がされており、本堂も多数の方々によって掃除されているところでした。まだQ2ダイアルも出会い系サイトもない時代、こういった真夏の盆踊りがハレの日で、男女の出会いの場であったのだろうと推察します。

 盆踊りの中心になるであろう櫓です。
 外山ひとみさんのニッポンの刑務所を読みましたが、その中で出てくるハレの日のニュアンスがお気に入りです。大っぴらに楽しむことが出来ない中での、ささやかな楽しみという意味で作中何度か登場します。

 上空を鳶が飛んでました。
 この頃、手前勝手に毎日をハレの日にしてる輩が多過ぎやしないかと思う。楽しみと我慢のバランスが楽しみに偏重し過ぎてやないかと感じます。その楽しみもその場限りの刹那的なものになりつつあります。満足が得られないから数多く欲すると云った、煩悩を地で行くようになるのではないか。

 帰りがけに隣の金比羅神社の山門を撮っておったら、おっちゃんに話しかけられました。「珍しいかい?」と訊かれるから「一番から撮り歩いてる」と応えました。この後はどこまで続くと訊かれ、瀬戸の方まであるようだと応じました。「瀬戸まで行って帰る途中にまた寄りなさい、今晩は盆踊りだから良い写真が撮れる」と仰ってくれたんですが、叶いませんでした。僕のノリが悪いから叶わなかったので、どうしようもないです。このノリの悪さが、誘う側からすると気に食わないそうですが、止むを得ないです。

 お隣の金比羅神社山門です。寺社隣あわせもこの辺りでは最大級の規模です。今回は登ってませんが、途中に嘗ては賑わったであろう結婚式場があったりします。神前式から人前式と形式は様々です。結婚式と披露宴とは別物で、披露宴は式に比べどうしてもという存在ではない。式に宴は付き物ですが、どちらにウェイトの重きが置かれてるかと云うと、間違いなく宴の方でしょう。その場限りの代表のような写真を好みますが、刹那的に楽しむ風潮には同意は出来ない。Deep sweetなのが好きなんでしょうね。次回は20番真楽寺です。

カウンタ

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